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山ぶどう系品種 成長日記
2025年5月16日 天候:晴れ

陽光を浴びて、力強く。小坂の大地が育む「小公子」、初夏の輝き。

|久々に差し込むまぶしい陽射しのもと、小坂町・樹海農園では「小公子」の新芽がぐんぐんと伸びています。自然の力と人の手が響き合いながら、確かな実りへ向けて、成長の季節が始まりました。

5月中旬、小坂町にようやく訪れた暖かな陽射し。静かな樹海のなか、小坂七滝ワイナリーが育てる山ぶどう交配品種「小公子」が、まぶしい光を浴びながら、いきいきと葉を広げ始めました。力強い枝ぶりと小さくもしっかりとした新芽の姿は、長い冬を乗り越えた大地と、この土地に根ざした品種ならではの生命力を物語っています。
「小公子」は濃厚な色合いと豊かなポリフェノールを特徴とする、赤ワインにとって欠かせない存在。収穫はまだ先ですが、この時期の天候と丁寧な畑管理が、秋の仕上がりに直結します。
今日の陽気に、ほんの少しだけ未来のグラスが見えたような気がしました。この一枚の風景が、今年の一本へとつながっていきます

小公子「新芽」①
小公子「新芽」②

山ぶどう系品種 成長日記
2024年10月8日 天候:曇り

陽光を浴びて、力強く。小坂の大地が育む「小公子」、初夏の輝き。

春の目覚め──葡萄畑に広がる命の兆し 小坂町の葡萄畑に春到来!剪定後の枝から「樹液」が滲みだしました!!
早春の葡萄畑にて、ひときわ目を引くのが、剪定された枝の切り口からにじみ出る透明な樹液です。この光景は、ぶどう樹が冬の休眠期から目覚め、春に向けて活動を始めた証。気温の上昇とともに地中から水分を吸い上げ、その圧力によって樹液があふれ出してきます。

写真に写っているのは、ちょうどその樹液が滴る瞬間を捉えたもの。栽培家の指先がその切り口を指し示す様子からも、自然の変化への細やかな観察と愛情が感じられます。

この時期、畑全体が静かに、しかし確実に春の準備を始めています。冬の間に行われた剪定により、樹形は整えられ、今年の成長に向けた準備が整いました。そしてこの「樹液の涙」は、生命が再び巡り始めたサイン。栽培家にとっては、これが年間の栽培計画を具体化していくスタートラインとなります。

この春の初動を見逃さず、芽吹きの時期や枝の伸び具合、気温や湿度の変化など、さまざまな要素を観察しながら、一年をかけたぶどうづくりが本格的に始まっていきます。栽培家たちは、秋の収穫に向けて、畑に足を運び、一本一本のぶどうの木と対話を重ねる日々が始まるのです。

自然のリズムと調和しながら、一年の実りを見据えた第一歩。それが、今、畑で静かに、しかし確かな手応えとして感じられています。今年も良いぶどうが実るよう、丹精込めた栽培が始まっています

「樹液」染み出し①
「樹液」染み出し②