ホーム / 新着情報 / 小坂七滝醸造所手記【活動報告】new viersion2023
 
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秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2024年2月21日 天候:曇り

本日は小坂七滝ワイナリーの新商品「月と滝さくらロゼ」の瓶詰め作業でした。
このワインは、全国のワインファンからも評価の高い山ぶどう系品種「ヤマ・ソービニオン」を原料に、能代市二ツ井町のきみまち坂公園の桜の花(ソメイヨシノ)から分離した酵母「秋田美桜酵母」を使用することで、よりフルーティで華やかなテイストに仕上げたやや甘口のロゼワインです。
鮮やかな桜を思わせるテイストに仕上がっておりますので、販売開始のご報告を今しばらく楽しみにお待ちくださいませ。

「月と滝さくらロゼ」:瓶詰工程①
「月と滝さくらロゼ」:瓶詰工程②
「月と滝さくらロゼ」:瓶詰工程③
「月と滝さくらロゼ」:瓶詰工程④
「月と滝さくらロゼ」:瓶詰工程⑤
「月と滝さくらロゼ」:瓶詰工程⑥

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2024年2月7日 天候:雪

昨年7月の「日本山ぶどうワインコンクール」で金賞にあたる紫賞を受賞し、秋以降完売となっていた「フリーランロゼワイングランド」の2023ビンテージが瓶詰めとなりました。
フリーラン果汁100%で仕込んだこのワインは雑味が少なくフレッシュな仕上がりとなっており、瓶詰め作業中はワイナリー場内がフルーティーな香りで満たされました。
出荷準備も着々と進み、2月中旬には出荷体制が整う予定です。是非、ご期待ください。

フリーランロゼワイングランド:瓶詰工程①
フリーランロゼワイングランド:瓶詰工程②
フリーランロゼワイングランド:瓶詰工程③
フリーランロゼワイングランド:瓶詰工程④

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年12月13日 天候:曇り

当ワイナリーの人気アイテム、秋口より欠品状態になっております「秋田犬ワイン」シリーズ・ロゼの最終工程のご報告です。
「秋田犬ワイン」シリーズ・ロゼ、仕上がったワインの滓引き移動、濾過作業に入っています。
醸造が完了したワインのタンクの中には、酵母や酒石酸塩が沈澱して澱となり下に沈殿します。上澄みを別のタンクに移し、澱と分離させます。
分離させるために、圧をかけて、何層にも重なったフィルターを通して少しづづ、別のタンクに移動させます。 ワインの酒石酸塩は中々の難敵で、一期にフィルターを通そうすると途中で詰まったり、上手く流れなくなり、折角のワインが溢れ出したりします。
気の抜けない作業となります。フィルターを通したワインは透き通った綺麗な状態となり、別タンクに流れ込んでいきます。
このタンクからいよいよ製品となるべく、瓶詰工程へと進んでいきます。
年明けには出荷体制が整う予定です。

是非、ご期待ください。

圧をかけてワインをフィルターに通します
ワインの状態を確認しながら別タンクへ
順調に澱引き濾過作業は進行しています
清澄化されたワインが別タンクへ

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年11月8日 天候:曇り

秋田ワイン小坂七滝ワイナリーでは、「ヌーヴォー2023」の最終瓶詰工程も完了し、12月1日の【解禁】を待つばかりとなりました、
いよいよ次の仕込みの開始です。本日は、当ワイナリー人気アイテム「岩木山ぶどう」(約1.5トン)が到着し、【除梗・破砕】を行います。
除梗破砕機に、ぶどうを通して除梗しながら、果汁が流出しやすいように、ぶどうの果皮が裂ける程度に軽く潰します。
この工程を経た葡萄はワインタンクに入る前に、一旦大きなプラ容器に移し、※醪(もろみ)に梗が入らないように取り除きながらワインタンクに流し込んでいきます。
※醪(もろみ):ぶどうの果汁・果皮・果肉・種子の混合物のこと
この工程で、梗から出る香りや味がワインにつくことを防ぎます。
ワインタンクに葡萄が十分に入った段階で酵母を加え、発酵工程に入ります。

早朝、1.5トンの「岩木山ぶどう」が入荷
つややかに輝く新鮮な「岩木山ぶどう」
除梗破砕機に「岩木山ぶどう」を投入
「梗」だけが大量に排出されます
「醪」は一旦大きなプラ容器に
「醪」はその後、ワインタンクへ

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年10月25日 天候:晴れ

いよいよシーズン到来、

8月後半から仕込まれた小坂七滝ワイナリー「ヌーヴォー2023」は最終工程
今日はヌーヴォールージュ2023の瓶詰めでした
今シーズン最初の瓶詰めとなり、新酒らしいスッキリとした味わいに仕上がりました
予約開始を11月1日、
販売開始を12月1日としております
オフィシャルサイト・オンラインショップで夫々ご案内させて頂きます。

ワインボトル4本一機に瓶詰開始
瓶詰されたワインはコルク栓打ち工程へ

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年10月7日 天候:晴れ

10月に入り、ワイナリーではヌーヴォーの仕込み後のチェックが重要なルーティンになっています。ナイアガラブラン・ワイングランド・ルージュ、ロゼ、本日はニッポンヤマブドウの醸しも行いました。
特にヌーヴォーナイアガラブランは「アルコール発酵」がまさにピークを迎えており、発酵を止めるか?又は様子を見るか?微妙なタイミングで判断しなければなりません。ヌーヴォーブランは爽やかな甘みが特徴の白ワインなので、少し早めに発酵を停止させます。
又、ルージュを抜き取り、香りやテイストのチェックをします。鼻から抜けるようなカシス又はブラックベリーの香りが確認できると順調な証です。
最後にヌーヴォー・ルージュの醸しを行って完了です。12月1日が解禁日となっており、ワイナリーは気の抜けない日々が続きます。

ヌーヴォーブラン「アルコール発酵」チェック
ヌーヴォーブラン「アルコール発酵」がピークへ
ニッポンヤマブドウの「醸し」 
「醸し」後、ポリフェノールカラーに染まる
ヌーヴォールージュのテイスティング
ヌーヴォールージュ「香り」を注意深くチェック
ヌーヴォールージュ「醸し」①
ヌーヴォールージュ「醸し」②

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年10月2日 天候:晴れ

本日は朝どれの「ペガサスブラン」がワイナリーに入荷してきました。2022年度より商品化にこぎつけ、第1回日本山ぶどうコンクール2023にもエントリーしているアイテムになります。貴重な山ぶどう系品種の白ワインの原料になっています。
当ワイナリーでは、ペガサスブランに関して、「オレンジワイン」の製法を使って醸造しております。オレンジワインとは?赤ワインと同じ製法で白ワインを作るということになるのですが、赤ワインと同じ製法ということは、シンプルに白ぶどうの果皮や種も一緒に発酵させるということになります。
果皮の色素やタンニン、香り成分が抽出され、オレンジ色や琥珀色の色調と、複雑な味わいになるのが特徴になります。
ヴィンテージとしては2023年ということになり、発売時期は2024年7月を予定しております

朝どれの「ペガサスブラン」入荷
赤ワインと同じ要領で除梗・破砕
丁寧に除梗・破砕機械の中へ
希少品種ゆっくり大切に扱います

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年9月26日 天候:曇り

9月19日ご紹介したマセラシオン・カルボニック製法の醸造の追加報告です。
「マセラシオン・カルボニック(MC)製法」は収穫されたぶどうを破砕することなく、ぶどうの房ごとタンクに入れて、自然の発酵を促す、醸造方法ということで、ご紹介しました、
約1週間ほど経過しますと二酸化炭素の効果で果皮から香りと色素が摘出されます。
もう少し詳しくご説明すると、ぶどうの房ごとタンクに入れて詰め込むことで、タンク内に二酸化炭素が充満し、ぶどうの果皮が破裂し、果汁と果皮が混ざり合う状態になります。
タンクの中には、果汁とぶどうの梗・果皮に分類され、十分に香りが摘出できているのかを確認後、かき出して除梗破砕前の状態。

タンク下部には梗・自然に破裂した果皮
色素や香りが十分に摘出され果皮

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年9月22日 天候:快晴

小坂七滝ワイナリーヌーヴォー2023仕込み第二弾、ヌーヴォーロゼ2023の仕込みを本日より開始致しました。小坂七滝ワイナリーの拘りとしては、原料となる「ワイングランド」の特性を最大限に活かし、フレッシュ・フルーティーなぶどう本来のテイストをお届けすることを心がけています。
そのために、最適な醸造法としてワイナリーは「フリーラン」製法に拘っています。
「フリーラン」製法とは除梗した葡萄を果皮が裂ける程度に軽く潰した醪(もろみ)から圧搾することなく果汁をとり、そのままワインの原料として使用します。梗から出る香りや味がワインについてしまうことを避けます。
葡萄本来のフルーツとしての味わいを楽しんで頂くために、葡萄自体から自然に流れ出る原液をのみを使用します、
「フリーラン」製法は、軽く潰した醪(もろみ)から圧搾することなく果汁のみを使用することにより、ぶどう本来のフレッシュ・フルーティーなテイストを最大限キープしますが、原料からワインに使用する収量が圧倒的に減ってしまうのも事実です。
つまり、とっても贅沢な醸造手法とも言えます。
他ワインとの差別化を図るとともに、葡萄本来のフレッシュ・フルーティーなテイストを感じて頂ける「ワイングランド」ロゼ、小坂七滝ワイナリーヌーヴォー2023にご期待ください。

朝どれの新鮮なワイングランドを除梗・破砕
ぶどうを軽く潰した状態の醪(もろみ)
醪(もろみ)を圧搾機へ一旦移動
圧搾機に入れ、圧力をかけずに「フリーラン」果汁を摘出
フリーラン果汁が圧搾機下部へ
フリーラン果汁を醸造タンクへ移動

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年9月19日 天候:晴れ

ワイナリーの主力アイテム小坂産山ぶどう系品種「ワイングランド2023」の入荷に伴い、本日から毎年12月1日解禁を迎える小坂七滝ワイナリー「ヌーヴォー・ルージュ2023」の醸造をスタートさせます。

小坂産山ぶどう系品種「ワイングランド2023」を「マセラシオン・カルボニック(MC)製法」という方法を利用し醸造致します。
「マセラシオン・カルボニック(MC)製法」は収穫された山ぶどうを破砕することなく、山ぶどうの房ごとタンクに入れて、自然の発酵を促し、醸造します。
山ぶどうが元々持っているフルーツとしての旨味を最大限に引き出すことになり、結果的にタンニンが抑えられ、軽やかでフレッシュ&フルーティ、爽やかな酸味を感じられる自信のヌーヴォー赤ワイン製造を目指します。

MC製法は、主にボジョレー・ヌーヴォーの醸造でも用いられています。日本でもおなじみのボジョレー・ヌーヴォーは、フランスのボジョレー地方で、毎年11月3日午前0時から翌日午前0時までに出荷される新酒ワインのことです。MC製法は、ボジョレー・ヌーヴォーのフレッシュな果実味を活かすために用いられることでも知られています。

朝どれ、山ぶどう系品種「ワイングラン2023」
バケツリレーの要領でぶどうの受け渡し
そのままタンクの中へワイングランドを投入
タンクの半分ぐらいが投入量の目安になります
投入完了したタンク内

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年9月11日 天候:快晴

「小公子スイートプレミアム2023」が本年度のファーストアイテム(仕込み開始)になります。先月末に仕込みがスタートした「小公子」は数個のタンクに振り分けられ、夫々時間差で注意深く管理されています。
本日、発酵が確認されたタンク、同時に澱引き作業がスタートしたタンクなどがあったりとタンクごとに日々ぶどうは変化しています。
澱引きは数回に渡り慎重に行います。
澱引きは、手間がかかりますが、良質な上澄みと澱をしっかり分離するのが目的です。
澱引きは、タンク内でワインを静置させて澱を沈殿させた後、上澄みをゆっくり移動し、最後に澱を取り除いていきます。
澱引きは、ワインの品質を向上させるために重要な作業です。澱引きによって、ワインの風味や色がより良くなることに加え、ワインの仕上がりを安定させる効果もあります。
ワイナリーでは手間を惜しまず、澱引きを繰り返します。

主発酵の様子を注意深く見守る
タンク内では発酵が始まる
澱引きが始まったタンク①
澱引きが始まったタンク②

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年8月29日 天候:晴れ

本日より、小坂七滝ワイナリー2023年度ヴィンテージワインの仕込みがスタートしました。

ワイナリーの主力アイテムの一つ、鴇地区で収穫された「小公子」が続々と入荷してきました、ぶどう園からワイナリーまでの距離はほぼ2キロほど、朝どれの新鮮な状態で運ばれてきます。

この日は小公子約1.8トンが届きました。収穫された葡萄が一番最初に通る作業工程が【除梗・破砕】です。

ここで果梗(粒がついている軸の部分)から葡萄を外します。収穫された葡萄は、この機械に投入され、粒と果梗(かこう)とに分別されます。

機械の穴のあいたところに実が入り、ドラムが回転することにより、粒は下に落ち、果梗だけが機械の外に排出されます。

粒はこの後、破砕機械にかけられますが、この工程では、果汁が流出しやすいように、ぶどうの果皮が裂ける程度に軽く潰します。

本年は、収穫直前に気温の高い日が続き、ぶどうは糖度が高く品質も良好です、伴って収穫量も期待できるので、720ミリリットル換算で3万本の出荷を目指します。

秋田ワイン小坂七滝ワイナリー手記
2023年4月18日 天候:晴れ

2023年度のセラードア七滝は4月8日(土)にオープン致しました。
例年より20日程早まっています。隣接する道の駅こさかも同時オープンです。
全国的にサクラの開花が早まっていることで、北東北のサクラの名所も見頃が早まる傾向にあります。 なんと言ってもこのあたりのサクラの名所といえば、「弘前のサクラ」ということになるのではないでしょうか?
十和田湖から弘前までのアクセスもよく、「十和田湖観光」と「弘前のサクラ鑑賞」という春ならではの黄金の組合せは大人気です。
その途中にある、当ワイナリーはお立ち寄り頂ける観光客の皆様の人気スポットになっています。
春の訪れと共に人気がある「秋田美桜ワイン」がおススメです。

当ワイナリーコンセルジュスタッフがお迎え致します
葡萄~酵母~醸造「オールあきた」で企画されたワイン