ホーム / 新着情報 / 《New Post》小坂ぶどう物語【やまぶどう系品種】new virsion2024
 
KOSAKA_BUDOU_SP240404_1

山ぶどう系品種 成長日記
2024年7月11日 天候:雨

梅雨の時期になり、小坂町では雨の日が続いています。
この時期のぶどう棚は新梢が伸びて棚面が暗くなりがちです。湿度も上がり「べと病」や「灰色かび病」の原因になります。
そのため棚面が暗い所は、誘引の見直しや副梢を欠いて棚面を明るくするようにします。
ぶどうは果粒肥大期を向え、実も徐々に大きくなってきました。雨が多いと生育にも悪影響を与える可能性もありますので、梅雨の時期は気が気じゃありません。

果粒肥大期を迎えた「小公子」
果粒肥大期を迎えた「岩木山ぶどう」

山ぶどう系品種 成長日記
2024年6月24日 天候:雨

この時期の小坂町のぶどう畑は、葡萄の花の開花期を迎えています。ヤマブドウ系品種は品種によって開花のタイミングが異なります。小公子、ヤマ・ソーヴィニヨン、岩木山ぶどうなどは開花の時期が比較的早く、開花を過ぎ、既に落花している品種もあります。

葡萄が開花を向けるタイミングでは、葡萄の木にも変化が見られるようになります、葉の色が今までの目の覚めるようなグリーンから徐々に黄化し始め、新梢なども一時期、伸びのスピードが遅くなります。この兆候が出てきたら、開花を迎える合図となります。

一方、この時期、天候に恵まれて開花~落花を迎えることができれば、ぶどうにとっては誠に有難いのですが、タイミング悪く、底冷えや雨が続いて気温が上がらない日々が続き、開花~落花と重なってしまうと難敵「灰色カビ病」に注意する必要があります。

発生してしまうと、ぶどうの花が咲く前に落花してしまい、結果に大きく影響し、大きな損害を被る危険性がある怖い病気です。

この開花~落花の時期を乗り越えるとまた一機に新梢が元気を取り戻し、成長が加速します、葉や房などに万遍無く日光の恩恵を受けられるように、「新梢誘引」が欠かせない作業になります。

さらに7月・8月には結果期~硬核期を迎え、ぶどう畑が一機に紫色一色になる時期が訪れます。

この時期の小坂町のぶどう畑は、葡萄の花の開花期を迎えています。ヤマブドウ系品種は品種によって開花のタイミングが異なります。小公子、ヤマ・ソーヴィニヨン、岩木山ぶどうなどは開花の時期が比較的早く、開花を過ぎ、既に落花している品種もあります。例年6月20日頃を目途にするとワイングランドがこれから開花を迎える品種となります

無事開花が完了した「小公子」①
無事開花が完了した「小公子」②

山ぶどう系品種 成長日記
2024年6月6日 天候:快晴

本日も快晴に恵まれて、新梢は太陽に向かって真上、力強く成長を続けております。
とっとも誇らしく、頼もしく感じる瞬間です。
気になるのは、新梢が風で煽られて折れることもあることです。【捻枝】という技を使い棚に誘引していきます。※【捻枝】新梢を保護するため、第2節か第3節の付近を捻って棚に誘引します。
将来の立派なぶどうを連想させる「花房」もしっかりついてます。
「花房」が開き、開花を迎えます。本年開花は今月20日以降を予定しております。
ぶどうはとっても控え目なお花をつけます。開花頃には又、成長日記を更新させたいと思っております。

真っ直ぐ伸びた「新梢」
しっかり形成された「花房」

山ぶどう系品種 成長日記
2024年5月22日 天候:快晴

今年は幸いにも遅霜の被害もなく、小坂のぶどうはすくすくと成長中です。現在展葉が5枚程度となり、芽かきや誘引作業の真っ只中です。

最終的な枝の配置をイメージし、新梢の伸びを揃えながら、混み過ぎない程度に芽を残していきます。

冬の剪定、春の種枝誘引、そしてこれから始まる芽かき作業は全て連動することが大切です。

葉や花にも日光が満遍なく当たるようにしつつ、収穫までの作業をしやすく仕上げるのがコツです。

展葉①
展葉②
展葉③
展葉④

山ぶどう系品種 成長日記
2024年5月9日 天候:晴れ

小坂のぶどう園は今、「展葉期(葉が出る)」を迎えています。
丁度GW中は、温かい日が続いたこともあり、この時期にしては「葉」の数が多くなっています。
展葉の葉がまだ少ないこともあり、「芽かき」作業というところまでは行っていません、
この時期気を付けなければいけないのが、朝晩冷え込むこともあり、突然の「雹」などに見舞われる時期でもあります、状況を見ながら「芽かき」のタイミングを図ります。
今月中旬以降にかけて、展葉が3枚~5枚になったあたりには、ぶどうの枝も成長期に入るので、「芽かき」と枝の「誘引」作業が同時進行で行われる予定です。

展葉①
展葉②

山ぶどう系品種 成長日記
2024年4月1日 天候:曇り

2024年度の「小坂ぶどう物語」が本日よりスタート致します。
小坂町では雪解けが進み、葡萄の枝の誘引が始まりました。今後の樹形を想像して、新梢が生えてくる主枝を棚に固定していきます。棚で枝や葉が入り組まないように注意を払いながら作業を行っていきます。将来的にも、品質の良い葡萄を安定して収穫していくためにも重要な作業です。
今年はまだ4月初旬ですが、木々には樹液が滲みだし、既に萌芽期(芽が出る)を向かえております。

まだまだ小さくかわいらしい芽ですが、5月に入ると一機に成長を始め、展葉期(葉が出る)を迎えます。冬の剪定、春の種枝誘引、そしてこれから始まる芽かき作業は全て連動することが大切です。収穫時期には理想の生育となっていることを目標に農家の腕の見せどころになります。

種枝誘引①
種枝誘引②
萌芽※まだまだ本当に小さいです
樹液が染み出しています。