最高品質の山ぶどう「ワイングランド」を原料に、
マセラシオン・カルボニック製法で丁寧に醸造
|山ぶどう交配品種「ワイングランド」小坂産山ぶどう系品種、偉大なる「ヴィンテージ2019」
小坂産山ぶどう系品種にとって2019年は近年ない「素晴らしい年」となりました、品質・収量ともに記念すべき数字に
小坂産山ぶどう系品種にとっては最高の天候に恵まれた2019年になりました。「10年に一度」いや「30年にー度」あるかないかの絶好の条件で収穫時を迎えることができました。
収穫時の雨はぶどうにとっては難敵ですが、殆ど雨らしい雨が降らず、乾燥した天気に最後まで恵まれました。乾燥した気候は放射冷却現象をもたらし、結果的にぶどうの生育にとってはとても大切な朝夕の温度差の広がりが助長されました。
2019年の小坂産山ぶどう系品種は最高に健全な状態で収穫期を迎え、間引きや粒選りは、一切なく、収穫された山ぶどうは最高の状態でしかも、ロスなく収穫量も例年に比べて記録的な豊作となりました。
このレガシー級のグレートヴィンテージといえる山ぶどう系品種「ワイングランド」を使って、新しい醸造方法にもチャレンジ
フランス・ボージョレ地方の新酒(ヌーヴォー)と同じ、マセラシオン・カルボニック法という製法
マセラシオン・カルボニック(MC)製法とは、「炭酸ガス浸漬法」と訳されます。
通常、収穫したブドウは破砕してプレスしますが、MC法は、では、破砕せず縦型のタンクの中に房付ブドウをドンドン入れていきます。
タンクの下のブドウは重さでつぶれ果汁が流れ、自然と発酵がはじまります。発酵が始まると、二酸化炭素(炭酸ガス)とアルコールに分解されていきます。次第に密閉タンクの中は、炭酸ガスで充満していきます。
炭酸ガスの中で、つぶれていないブドウの細胞内部で酵素の働きで、リンゴ酸が分解され、アルコール、アミノ酸、コハク酸などが生成され、ブドウの皮からも成分が抽出します。だから、MC法では、軽やかでタンニンが少なく、フレッシュ&フルーティな少しまろやかな赤ワインができるわけです。
さらに、グレートヴィンテージと称される山ぶどう「ワイングランド」の特徴である爽やかや酸味が際立ち、フレッシュ&フルーティなテイストにアクセントをつけてくれます。
まさに、師玉の山ぶどう「ワイングランド」のヌーヴォーと言っても過言にはならないでしょう